「ホットペッパーに限界を感じた日。狙ったお客様に“届かなかった”話」

ホットペッパーに出せば、自然とお客様は来る——はずだった。

サロンをオープンしたばかりの頃、集客といえば“ホットペッパー一択”だった。

割引クーポンを出せばそれなりに新規は来る。レビューが溜まれば検索上位にも出る。

けど、ある日ふと気づいた。

「来てほしいお客様が、来てない。」

価格だけを見て回遊している“クーポンハンター”ばかり。

会話も価値観も合わず、リピートには繋がらない。

どれだけ技術を磨いても、想いが届いていない感じがして——モヤモヤが募っていった。

ターゲットに「見つけられていない」ことが、すべての原因だった

私が本当に届けたかったのは、

・30代〜40代の上質志向の女性

・髪質やライフスタイルに悩みを持っている人

・一度きりじゃなく、長く関係を築ける方

でも、ホットペッパーの枠組みでは「クーポン」と「価格」が主役になってしまう。

“想い”や“強み”が伝わる前に、料金比較で判断されてしまう。

このままでは、自分の理想とサロンの空気感がズレていくと感じた。

Google広告とInstagram広告で、空気が一変した

そこで思い切って、「広告運用」に踏み切った。

Google広告では「〇〇駅 美容室」「髪質改善サロン」など、狙った検索キーワードに合わせて表示。

Instagram広告では、サロンの雰囲気や施術写真を丁寧に届けた。

結果——反応してくれるのは、「あ、この人来てほしかった!」っていうお客様ばかり。

LINEからの相談も真剣で、来店後の満足度も高く、リピート率がグッと上がった。

集客は“母数”じゃなく、“質”の時代

ホットペッパーでのアクセス数や閲覧数に一喜一憂していた頃とは違い、

広告を活用すると「誰に届いて、どんな反応だったか」が数値で見える。

しかも、こちらが狙った層だけをターゲットにできる。

つまり、「来てほしい人にだけ見せる」仕組みが作れる。

広告=売り込み、というイメージはもう古い。

広告は“選ばれるための橋渡し”なんだと実感した。

まとめ:理想の集客は、自分でコントロールできる

・ホットペッパーは悪くない。でも万能じゃない。

・狙った客層に“届く”手段がないと、集客はブレる

・広告は、想いとお客様を繋ぐ「最短ルート」

もしあなたが今、

「来てほしいお客様が、なぜか来ない」

そう感じているなら、一度“届け方”を見直してみてください。

それだけで、サロンの空気がガラッと変わるかもしれません。

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