お客様が“選ぶ理由”は、技術より先にある。

「腕には自信があるのに、新規が来ないんですよね…」

これは本当によく聞く、美容師さんのリアルな悩みです。

実際に、カット技術も接客も素晴らしいのに、なかなか新規のお客様に出会えていないサロンさんが多く存在します。

でも、少しだけ立ち止まって考えてみてほしいんです。

**「自分がお客様だったら、何を見て美容室を選ぶか」**ということを。

技術は、来てみないとわからない

多くの美容師さんが、「技術力」や「経験年数」、「サロンの雰囲気」で差別化しようとします。もちろんそれはとても大事ですし、継続して選ばれる理由にもなります。

でも――お客様は、それを“来店前”には知ることができません。

初めて行くお店を選ぶとき、判断材料になるのは

・検索して出てきたかどうか

・雰囲気がわかるホームページやSNSがあるか

・値段やメニューが分かりやすいか

・「自分にも合いそう」と感じるか

このあたりです。

つまり、**技術力は「来てから感じるもの」であり、「選ぶ理由にはなりにくい」**という現実があるんです。

だからこそ、見つけてもらえる仕組みが必要

今の時代、ほとんどのお客様は「Googleで調べる」「Instagramで雰囲気を見る」「比較して選ぶ」という流れでサロンを探しています。

技術がどれだけ高くても、その情報が検索しても出てこなかったり、伝わる導線がなかったりしたら、お客様には届きません。

これが、いわゆる“集客の壁”です。

いいサロンなのに、お客様とつながれない。その原因は「中身」ではなく、「外への伝え方」にあることがとても多いんです。

マーケティングは、技術を届けるための手段

マーケティングと聞くと、ちょっと難しそうに感じるかもしれません。

でもシンプルに言うと、**「あなたの魅力を、必要としている人にきちんと届ける活動」**のことです。

広告も、SNSも、LP(ランディングページ)も、その手段のひとつ。

技術を武器にしているからこそ、それを見つけてもらえるように、わかりやすく伝えていくことが大切なんです。

まとめ:いい技術こそ、見つけてもらおう

お客様が美容室を選ぶ理由は、技術力だけではない。

でもその技術を「選ばれる理由」に変えることは、マーケティングの力でできます。

本当に良いものを持っているなら、それをちゃんと届く形にして発信する。

それが今の時代の美容室経営には欠かせない考え方です。

まずは、自分の魅力がどこで、どう伝わっているか。

少し見直してみるところから始めてみませんか?

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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